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犬のケージ・クレートの選び方|サイズと素材の基準【2026年】

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犬用のケージやクレートは、同じ「Mサイズ」という表記でも商品ごとに寸法がそろっているとは限りません。だから、いきなり商品一覧を眺めても決め手が見つからず、消去法で価格や見た目に流れてしまいがちです。

そこでこの記事は、体高・体長から必要な寸法を割り出す手順、樹脂・金属・布という素材タイプの使い分け、そして買ったあとのハウス慣らしまでを順に整理しました。留守番用の一台目を探している場合も、災害時に持ち出すことを見据えて買い足す場合も、判断の軸そのものは変わりません。(執筆:モフクラ編集部)

犬用クレート・ケージの選び方で結局どこを見る?結論

結論から言うと、チェックすべきなのは次の3点です。ここさえ決まれば、候補はかなり絞り込めます。

  • 愛犬の体に対して、立つ・向きを変える・伏せるが無理なくできる内寸
  • 樹脂・金属・布のうち、使い方に合うタイプはどれか
  • 置く場所と使う場面(留守番/就寝/通院などの移動/避難)に合っているか

逆にこの3点が曖昧なまま買うと、体が大きくなって入らない、扉が通路をふさぐ、重くて持ち出せない、といったズレが後から出てきます。買い替えは費用も手間もかかるので、注文ボタンを押す前の5分で潰しておきたいところです。

先に用語を整理

一般に、箱型で持ち運びを前提とした囲いを「クレート」、室内で犬の居場所を囲うものを「ケージ」「サークル」と呼び分けます。ただし呼び方はメーカーや商品ページによって差があるため、名称よりも寸法と構造(屋根の有無・扉の位置・折りたためるか)で判断したほうが確実です。

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サイズと素材で使い勝手が変わります。

選び方の重要ポイントを順に解説

①体高・体長を測ってから内寸に当てる

サイズ選びの出発点は、愛犬を実際に測ることです。カタログの「小型犬向け」という言葉だけでは、うちの子に合うかどうかは判断できません。メジャーを用意して、次の数値を控えておきましょう。

  • 体長:胸の前側からおしりの付け根まで(しっぽは含めない)
  • 体高:床から肩甲骨あたりの背の高さまで(耳の先ではない)
  • 伏せたときの幅:脚を伸ばして寝そべった状態の横幅
  • 体重:商品ページの対応体重の目安と照らすため

この数値を、商品ページに載っている内寸と突き合わせます。外寸だけが書かれている場合、フレームの厚みやトレーの分だけ実際に使える空間は小さくなるので、内寸の記載があるかどうかも比較材料になります。判定の基準はシンプルで、中で立ったときに頭が天井につかえないか、体の向きを180度変えられるか、脚を伸ばして伏せられるか。この3つが成立する余裕があるかを見ます。

子犬を迎えたばかりなら、今の体格ではなく成犬になったときのサイズを基準に考えることになります。仕切り板で内部を区切れるタイプなら、成長に合わせて広さを変えられるので、その仕様があるかどうかも商品ページで確認しておくといいです。

サイズ名だけで選ばない

S・M・Lといった表記の基準はメーカーごとに設定されているため、他社の同じ記号と同じ寸法とは限りません。比較するときは記号ではなく、必ず数値(cm)と対応体重の目安を並べて見てください。

②樹脂・金属・布の使い分け

素材タイプは優劣ではなく、構造の違いから来る向き不向きで選びます。

樹脂(プラスチック)製のクレートは、四方が壁で囲まれた箱型が基本です。外からの視線が届きにくく、表面を拭いて手入れできる構造になっています。持ち手が付いた商品なら移動にも使えます。

金属(ワイヤー)製のケージ・サークルは、面が格子状になっているため中の様子が見えます。空気が通りやすく、広さを確保しやすい一方、面積を取る商品が多く、設置場所の実測が欠かせません。

布製のソフトケージは、軽さと折りたためる構造が特徴です。ただし布地は噛んだり引っかいたりする力の影響を受けやすいので、その癖がある子には向きません。

③扉の向き・開き方と置き場所

意外と見落とされるのが、扉を開いたときに必要なスペースです。前開きの扉が廊下側に出ると通行のじゃまになりますし、上部が開くタイプは棚の下に置けないことがあります。設置予定の場所は、幅・奥行きだけでなく扉が開く分の余白まで測り、マスキングテープで床に枠を作ってみると、実感としてのサイズ感がつかめます。

場所そのものについては、エアコンの風が直接当たる位置や直射日光が長時間入る窓際を避け、家族の気配が感じられる場所を選ぶ、という考え方が基本になります。

④掃除しやすい構造かどうか

毎日使うものなので、手入れの手間は満足度に直結します。トレーが引き出せるか、パーツを分解して洗えるか、隅に汚れがたまりにくい形状か。留守番中の粗相まで想定するなら、床材の扱いやすさも見ておきたいポイントです。留守番まわりの備えについては犬の留守番中のうんち対策で別途まとめています。

⑤折りたためるか、持ち運べるか

普段は室内に据え置きでも、通院や帰省、災害時の持ち出しまで想定するなら、折りたたみ機構と重量が判断材料になります。折りたたんだときの厚み、収納場所に入るか、女性ひとりでも持ち上げられるか。ここは商品ページの折りたたみ時サイズと質量の記載を必ず見てください。

タイプ別・目的別のおすすめ犬用クレート・ケージ

タイプごとの構造の違いを、選ぶときの視点で並べ直すとこうなります。

タイプ 構造の特徴 向いている使い方 確認したい点
樹脂製クレート 四方が壁の箱型。扉は前面または上面 落ち着ける寝床、通院・移動、持ち出し 内寸と持ち手の有無、通気口の位置
金属製ワイヤーケージ 格子状の面。屋根付き・トレー付きが多い 日中の居場所づくり、中の様子を見たい場合 設置面積、扉が開く向き、組み立ての手間
布製ソフトケージ 軽量で折りたためる。面はメッシュや布地 持ち運び、来客時などの一時的な使用 噛み癖・掘り癖がある子には不向き
屋根なしサークル 囲いのみ。パネルを連結する形式もある 広さを確保したい、レイアウトを変えたい 飛び越えられない高さか、床材を別途用意するか

※タイプごとの構造の違いを整理したものです。個々の商品の寸法・重量・仕様は変わるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。

目的から逆算すると、選び方はさらにはっきりします。日中の留守番のベースにするなら広さと掃除のしやすさが優先。夜の就寝スペースとして使うなら、落ち着ける囲まれ感と静かさ。通院や避難を見据えるなら、持ち運べる寸法と重量が最優先です。ひとつで全部をまかなおうとすると条件がぶつかるので、用途に優先順位を付けて、一番使う場面に寄せるのが現実的だと思います。

メーカーについては、国内で犬用のケージ・クレート類を扱うところとしてアイリスオーヤマリッチェルなどがあります。ただし同じメーカーでもシリーズごとにサイズ展開や扉の位置は異なるため、ブランド名で決めるより、候補のシリーズを2〜3に絞ってから寸法表を横並びで比べるほうが早く決まります(2026年時点の一例です。在庫・仕様は変動するので、Amazonの商品ページで最新の情報を確認してください)。

ケージ・クレートを用意しておくと役立つ場面
  • 来客や工事などで、家の中に落ち着ける場所を確保したいとき
  • 通院・移動で、犬を安全に運ぶ必要があるとき
  • 避難を想定して、普段から入り慣れた囲いを持っておきたいとき
一台で全部をまかなおうとすると難しい場面
  • 広さ重視の大型サークルは、そのまま持ち出す用途には向かない
  • 軽さ重視の布製は、噛み癖・掘り癖のある子の常用には向かない
  • 設置場所の余白が取れない部屋では、扉の開き方から先に絞り込む必要がある

予算の考え方|どこにお金をかけるか

価格は時期や販売店によって動くため、ここでは金額ではなくお金をかける順番で考えます。長く使う本体そのもの(サイズと構造)を最優先にして、あとから足せるものを後回しにする、という順番です。

優先順位の付け方

1つめは内寸。ここを妥協すると買い替えになるので、削らない部分です。2つめは掃除のしやすさなど毎日の手間に効く構造。3つめがカバーやマット、追加のトレーといった後付けできるもの。最後に見た目やカラーを検討する、という順で考えると迷いにくくなります。

安さを理由にワンサイズ小さいものを選ぶのは、いちばん起きやすい失敗です。逆に、成長期の子犬に最初から大きすぎるものを買う場合は、仕切り板で区切れるかどうかを先に確認しておくと、無駄になりにくくなります。実際の価格はAmazonの商品ページでご確認ください。

買う前の注意点・よくある失敗

ここまでの内容を、失敗パターンの形で裏返しておきます。

先回りして避けたい失敗
  • S・M・Lの表記だけで選び、届いてから内寸が足りないと分かった
  • 設置場所を測っていなかった(扉の開閉スペースを忘れていた)
  • 子犬の現在の体格で選び、成犬サイズになって入らなくなった
  • 折りたたみ時のサイズと重量を見ておらず、持ち出す用途に使えなかった
  • 分解や拭き取りのしやすさを考えず、毎日の掃除が負担になった

買ったあとのハウス慣らしのコツ

器具は用意して終わりではなく、そこを「安心して入れる場所」として覚えてもらうまでが本番です。順番としてはこうなります。

  • まずは扉を開けたまま部屋に置き、犬が自分から近づくのを待つ
  • おやつやお気に入りのおもちゃを中に置き、入ったら静かにほめる
  • 中で過ごす時間は短いところから始め、少しずつ延ばす
  • 叱るときの隔離場所には使わない(罰の場所として覚えてしまうため)
  • 嫌がるそぶりが強いときは無理に押し込まず、いったん戻る

注意しておきたいのは、ケージやクレートを導入すれば行動の悩みが解消する、と約束できるものではないという点です。落ち着いて使えるかどうかは慣らし方と使い方によって変わりますし、犬の性格による個体差もあります。うまくいかないときや、体調・行動に不安があるときは、獣医師に相談してください。散歩まわりの道具選びについては犬用ハーネスの選び方も参考になるはずです。

犬用クレート・ケージの選び方のよくある質問

子犬のうちは小さめを買って、あとで買い替えるべき?
どちらの考え方もあります。仕切り板で内部を区切れるタイプなら、成犬サイズを見込んで買っておき、広さを段階的に変えていく方法が取れます。区切れない構造なら、成長に合わせた買い替えが前提になります。検討中の商品に仕切り板の設定があるかどうかを、先に商品ページで確認してください。
ケージとクレートは両方そろえたほうがいい?
用途によります。室内の居場所づくりと、移動や持ち出しでは求められる条件が違うため、両方を使い分ける家庭もあれば、持ち運べるタイプ一台で兼ねる形もあります。まずは一番使う場面を決めて、そこに合うものを1台選ぶところから始めるのがおすすめです。
夜の寝床に使いたい場合、置き場所はどう決める?
家族の気配が感じられる場所を選びつつ、エアコンの風が直接当たる位置や、朝の直射日光が長く入る窓際は避けるのが基本の考え方です。置きたい場所の幅・奥行きに加えて、扉が開くスペースまで実測してから商品を絞り込んでください。
災害時の避難を考えるなら何を優先する?
持ち運べることが最優先になります。折りたたみ時のサイズ、重量、持ち手の有無を商品ページで確認しましょう。あわせて、普段から入り慣れておくことも準備のひとつです。避難時の受け入れ条件については、お住まいの自治体の案内をご確認ください。

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設置スペースと高さから選べます。

まとめ|犬用クレート・ケージの選び方の要点

選び方の軸は3つでした。体高・体長を実測して内寸に当てること、樹脂・金属・布のどのタイプが使い方に合うかを決めること、そして置き場所と使う場面から逆算すること。サイズ表記の記号ではなく数値で比べる、という一点を守るだけでも、届いてから困る確率はぐっと下がります。

そして、買ったあとの慣らし方まで含めて「選び方」です。焦らず短時間から始めて、その子のペースで居場所として覚えてもらいましょう。

採寸メモができたら、候補の寸法表を見比べる段階です。アイリスオーヤマリッチェルなどの犬用ケージ・クレートの現在のサイズ展開と価格を、Amazonの商品ページで確認してみてください。

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